2021/07/17 15:56





水分の多い多肉植物は多湿に弱く、太陽光を好みます。
光合成を行い成長するためです。

基本的には日当たりと風通しの良い場所が理想ですが、多肉植物の種類や季節によっては、半日陰の方が良いこともあります。
一般的に多肉植物は湿気に弱いため、風通しがよく鉢内の水が乾きやすい環境が最適です。

多肉植物のタイプは大きく分けて、【夏型】【冬型】【春秋型】の3つに分類できます。
四季に合わせた置き場所を知っておくことも大切です。
基本的にはどの季節でも高温多湿はNGです。

【夏型】
春:暖かくなり始めたら室内管理の多肉植物は戸外へ。
夏:風通しの良い場所で初夏の日光によく当てましょう。梅雨期は雨よけをしてください。直射日光を避けた方がよい品種もあります。
秋:直射日光を避けていたものも9月中旬になれば日当たりの良い場所へ。11月頃から断水。
冬:風通し日当たりの良い室内へ。暖房の熱、加湿器などが直接当たらないようにしてください。

【冬型】
春:4月の中旬ごろから風通しの良い半日陰へ。日中も涼しい場所で。
夏:基本断水。風通しの良い戸外で明るい半日陰で。直射日光は厳禁です。梅雨時期は雨よけを。
秋:戸外の日向で。気温が10℃以下になったら室内か軒下へ。
冬:風通し、日当たりの良い室内で管理。暖房の熱、加湿器などが直接当たらないようにしてください。

【春秋型】
春:暖かくなり始めたら室内管理の多肉植物は戸外へ。徐々に太陽光に慣れさせて風通しの良い日向へ。
夏:風通しの良い半日陰で。梅雨時期は雨よけを。初夏の日差しは大丈夫ですが、7~8月の直射日光は避けましょう。
秋:戸外の日向で。気温が10℃以下になったら霜に当たらないように室内か軒下へ。
冬:通風を心掛けて日当たりの良い室内へ。時々鉢を回すなどし、まんべんなく光を当てる。



◆紅葉について
※紅葉とは多肉植物の葉っぱが通常の緑などの色合いから赤や黄色といった暖色に変わる現象をいいます。
多肉植物は日の当たり具合で草姿や葉の色に影響が出ます。
品種によりますが、秋から冬にかけて紅葉するものがあります。
紅葉は昼夜の温度差で起こるので暖かい室内では紅葉しにくくなります。
きれいに紅葉させたい場合は、この時期の水やりと肥料は控えめにしてください。

◆徒長について
※徒長とは茎が細長く伸びて、葉と葉に隙間ができてヒョロヒョロと伸びた状態です。
徒長の原因は日照不足が原因です。
また水のやりすぎ、鉢内が込み合った株で起こることもあります。
徒長を防ぐには日当たりがよく、風通しの良い水が乾きやすい場所で管理しましょう。

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